【意外と知らない!?】肩こりと頭痛やめまいの関係性

頭痛に悩まされて、毎日のように頭痛薬を飲んでいたりしていませんか?

その頭痛の原因は肩こりかもしれません。頭痛のタイプにはいくつかの種類があり、約7割の方が「緊張型頭痛」です。
今回は「緊張型頭痛」に焦点を当てながら、肩こりとの関係も説明していきたいと思います。

緊張型頭痛の特徴

緊張型頭痛の特徴として、頭痛がダラダラ続くことが多いです。
頭痛は、30分前後でおさまるのが時々起こることもあれば(反復性緊張型頭痛)、
痛みが1週間以上毎日続く場合もあります(慢性緊張型頭痛)。
そして、日常動作(動いたりする事)などで痛みが酷くなったり、緩和したりすることはあまりありません。

頭痛は、特にきっかけなく始まり、後頭部を中心として、側頭部や首にかけても痛み出します。
痛みは、何も出来なくなるほど強くなるわけではなく、日常生活を送ることはできますが、
頭を何かで締め付けられるように、じわじわと痛みます。

また、頭の痛みに加えて、目の疲れやめまいといった症状を伴うこともあります。
緊張型頭痛は、身体的・精神的なストレスを原因として発症することが多いことから、
負担が蓄積しやすい夕方以降に痛みが生じることが多いです。

 

肩こりと緊張型頭痛が起こる関係

緊張型頭痛の原因は、完全には明らかになっていない部分が多いですが、
神経が痛みの発症に大きく関係していることが分かっています。

その神経に負担がかかる原因の代表として、「肩こり」が挙げられます。

長時間のデスクワークによるパソコン作業・うつむき姿勢・猫背・携帯の使い過ぎ・身体の冷えなどの身体的ストレスや、
仕事からくるプレッシャー、人間関係から生じる精神的なストレスなど・・・
このような状態が続くと、首から肩にかけての筋肉が持続的に緊張し、強い肩こりを引き起こします。

身体的ストレスと精神的ストレスがいくつも重なることによって、筋肉の強い緊張を引き起こすことで(肩こり)、
筋肉内の血流が悪くなり、筋肉の中に乳酸などの老廃物がたまります。
それが周囲の神経を圧迫・刺激し、締めつけられるような痛みを起こすのです。

緊張型頭痛の治療

あまりに痛みが頻繁で、強く、日常生活に支障を及ぼすのであれば、病院を受診して治療したほうが良い場合もあります。
その際は、鎮痛薬が治療の中心となります。
場合によっては、不安を取り除き、心を落ち着かせる効果のある薬(抗不安薬)などが用いられたり、
著しく首や肩の筋肉がこっている場合は、筋弛緩薬(筋肉の緊張を和らげる薬)なども用います。

ですが、ほとんどの場合は、薬に頼らずに、緊張した筋肉(肩こり)を緩めることで、改善することが多いです。
大事なのは「肩こり」の解消です。
当院では、まず、側頭部や後頭部の筋肉・首の筋肉・肩・肩甲骨周囲の筋肉をしっかりと緩和していきます。
緩和には、直接筋肉をほぐすのと、ストレッチを使います。
それと同時に、姿勢が悪く、歪みが酷いと、それだけで神経に負担をかけることがあるので、
歪みを改善し、姿勢を矯正していきます。

緊張型頭痛の予防

緊張型頭痛を予防するためには、肩こりを溜めすぎないことが大切です。
その為には、仕事や勉強などで、長時間の同一姿勢を減らすことです。
どうしても座りっぱなしになる場合は、こまめに休息をとり、気分転換をし、簡単にストレッチなどをして、
緊張を解消させましょう。
ウォーキングやストレッチといった軽い運動を習慣化することも、何よりの予防になります。
1日の締めくくりに、ゆっくりとお風呂につかったり、首や肩をマッサージするのも効果的です。

まとめ

 

肩こりなどが原因で起きる緊張型頭痛は、緊張した筋肉を緩めることで改善することが多くあります。
また、「姿勢が悪い」・「身体が歪んでいる」とよく言われる方は、
少しの時間でも過度に負担がかかり、すぐに肩こりを引き起こしてしまい、
ご自身での解消が難しくなってしまいます。
その場合、歪みをしっかり改善し、負担のかかりづらい身体を作ることも大切です。
身体の歪み・肩こり・頭痛で悩まれている方は、是非一度ご相談下さい。
身体の状態に合わせて、効果的なストレッチなどセルフケアもアドバイスさせて頂きます。

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