【症例報告】下を向いたら急に首に痛みがはしった・ギックリ首? (33歳 男性)

一昨日の夜、シャワーを浴び髪を洗って、洗い流そうと下を向いた瞬間、急に首が痛みが走りました。
その夜は満足に眠れないほど痛みました。
朝起きたら、首をどの方向にも動かせないほど痛みがあります。
もともと日常で首の痛みはなく、このようなことは初めてで不安です。
毎週末野球をやっているので、早くプレー出来るようにして欲しいです。

<初診時の状態>

  1. 首に強い痛みがある。
  2. 痛みでどの方向にも向けない。
  3. 寝返りでも起きる。

 

<施術後の経過>

初診時、まだ患部に熱も持っており、炎症が強くみられる状態でしたので、
アイシングと、炎症部位に負担をかけないように、関連する筋肉・腱を緩和する調整をメインに行いました。
施術後は、首の痛みが70%くらい減り、首の可動域は少し回復したが、
大きく動かすのはまだ痛みが強く難しい状態。
特に下向きや上向きの可動が厳しい。

2回目は2日後に来院して頂きました。
来院時は、かなり痛みは減っていましたが、上下に首を動かすのは怖さもあり難しい状態。
アイシングはせずに、前回よりも深めに、筋・腱を緩和し、首の動きに連動させて調整を行っていきました。
施術後は、ほぼ痛みは消え、上下にも倒せるようになりました。
まだ深く倒すと不安がある状態。

3回目は5日後にご来院頂き、痛みはほぼ消失した状態でした。
よりスムーズな可動を行えるよう調整し、炎症もなさそうでしたので、関節の歪みや可動域も
合わせて調整を行いました。

4回目は1週間後のご来院で、痛みはなく、スムーズに可動もでき、週末に野球のを不自由なくプレー出来たようです。

現在は、再発防止と筋肉の質の改善、歪みの改善のために、2週に1回通っていただいています。

<担当者からのコメント>

日常的に症状は感じていなかったようですが、慢性的に首から背中にかけて筋肉が強く緊張していたために、
シャワーを浴びるため急に首を下に動かした時に、その動作に筋肉がついていけず、
傷めてしまったのだと思われます。状況としては、ギックリ腰のような状態で、首の強い炎症が起きておりました。

普段、自覚症状がなく、ご自身では気づかなくても、疲労が蓄積し筋肉が強く張っていることはよくあります。
そのような状態ですと、急な動きや重い負荷に耐えられなくなるので、注意が必要です。
今回はたまたま、お風呂で起きましたが、
場合によっては、野球の投球やバッティングの動作時に痛みを起こしていた可能性もありますし、
お仕事中、不意に振り向いた時などに痛みを起こしても、おかしくない状態だったと思います。

急性期にはアイシングと安静にしてもらい、当院では、それに加えて、状態にもよりますが、
回復を早めるために、患部に負担をかけないように、筋肉のバランスを整える調整を行います。
そして、炎症が治まった段階で、積極的に可動させながら調整していくことが重要になります。
急性の痛みは、早めの対処・適切な対処がどれだけ出来るかで、その後の回復スピードと状態が変わってきます。
過度な安静は、回復期間を長くしてしまう場合もありますので、適切な対処が必要です。

まずは、急性の痛みを起こさないようにすることが大事なので、日常的に症状を感じていなくても、
負担のかかった筋肉や身体の歪みを整えるケアをすることを心がけましょう。
起きてしまったときは、適切な対処が必要なので、
まずはご相談下さいませ。

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